株価下落で不安増大した初心者が来年までのシナリオを考えてみた

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さてここ最近の株価下落を受けてメリークルシミマスに近い不安を抱えながら連休を迎えている自分を含めた投資家の方、いかがお過ごしでしょうか?
自分もその一人で、色々な情報を集めてみても、今後の相場の行方についての意見が悲観する人・煽る人・達観する人とバラバラで混乱してる口です。情報弱者なのでこういう衝撃な流れに巻き込まれると、恐怖心が高まりすぎて、正常な判断をとれなくなりますね、ホントに。

今回はちょっとこのままだと振り回されるだけだと思い、ネットなどで上がっている有力な情報やある程度支持されていると思われるポイントをおさえ、自分でシナリオを想定してみたらどうだろうという試みをやってみることにしました。

※警告※
あくまでど素人が適当に情報を集めて作った妄想シナリオです。
実際の投資は自己の判断で必ず行い、自己責任で取引するように注意してください。シナリオが外れても当方は一切の責任は負えませんので、ご了承ください。

前提条件として、
 ・不安ならいったん全部売り払ってノーポジションにした方が精神は安定する
  
 ・不安にならない程度までポジションを軽くする

 ・明らかに売られすぎる時期が年に2回ほどはあるのでそこだけでトレードする

というのがおそらく正論です。

ですが私のようにNISAや中長期投資を考えているけれど不安という人も多いはず。ただしその前に注意しておかなければならないのは・・・


・株式評論家はあまりあてにならない(基本相場はわからないもの、後付け)

・多くのカリスマ投資家(最近はインフルエンサーを名乗る)と言われている者はポジショントークをする傾向が強い(もしくはグループ内で株価操作)

・人は極端に楽観・悲観に偏る傾向がここ最近の世界情勢も含めて強まっている

上記の点には注意しておいた方がいいでしょう。
下手に巻き込まれると、まず自分の意思決定が弱くなり、行動が遅れることになる気がします。そしてそういう心理状態の人間は、彼らのいいカモになるのがオチです。気を付けたいところ。

そこで冷静に色々な意見をまとめてみることにしました。
よく見られた意見と見解をグループに分けてみます。

ページコンテンツ

【様々な意見で共通している見解】

 ・チャート的に下を向いている(下降トレンドに入りつつある)
 ・来年は今年以上に厳しい相場になる(楽観的な意見は少な目、ただし強気で25000円超えという人もいる)

【テクニカル重視の評論家・投資顧問・Youtuber等】

 ・テクニカル的にはいつ反発してもおかしくないくらいに反発シグナルが点灯している(ただし超短期目線、中長期ではあまり強気な姿勢は見られない)

【日経平均は割安なので買い】

 ・これをいう人も多いですね
 ・ただ基準が違うので割安ではないという意見あり

【長期的なチャートと日銀買いの日経平均株価損益分岐点】

 ・チャート的には納得のチャート、下限は19000円割れ直前までが下限(その下はかなりの抵抗線があり、チャート的にもちょうどいい)

 ・年金運用などの元本割れは日本政府にとっても大きなダメージになる可能性が高いため、相当の抵抗をするはず。

【直近の上昇チャートの上昇分と同じ分だけ下げる】

 ・日経平均株価は24000円まで4000円ほど上がったのだから、それと同じくらい下がるはず。(つまり16000円まで)
  なかなか説得力があるようですが、少し売り目線すぎるかなと思う点が・・・

【リーマン・ショック級と比べて】

 ・下げ自体(リーマン・ショック時と比べて)は大したことがないので、ただの大きめの調整。(もっと壮絶な下げが待ってるぞという売り煽りも多い)

 ・リーマン・ショックも発生前にな続の下げが続いていたので値動きがそっくり

 ・各指数がリーマン・ショック時よりもひどいのでリーマン・ショック級

【日本が来年秋から実施予定の消費増税における重し】

 ・これについては肯定的な意見はほとんどない

ざっと見てきた大きめのネタをまとめてみました。
ここで必要なのは、これらの情報をヒントに自分が一番納得するシナリオを意識して考えておくことではないかなと思います。

たとえば自分が想定したシナリオは以下のような形。
・現時点で短期的には下げすぎているので反発はあるだろう。
・1月は大発会は例外として弱気、2月は半々、3月以降はやや上昇?

・日経平均はPERから見て割安という意見はあまり説得力がない

・中期・長期で見ると楽観はできず、下落のポイント段階は19000円割れ、15500~16000円あたりを目途に底が見えるまでは可能な限り現金化して「休むも相場」にする

・リーマンショックのような引き金になることは何か?
 ・アメリカ内部の経済政策の分裂
 ・米中経済戦争の行方が不透明
 ・ドイツ銀行など大きい銀行破綻懸念
 ・EU情勢(ブレグジット、各国の財政破綻危機)
 ・為替でドル円が極端に動いて円高になる
 ・原油価格の下落が異常
  ・・・など

・日本政府が消費増税をどうするか?
 ・そのまま実施→日本の消費冷え込みにより内需中心に業績悪化する企業が増えて日経平均株価は厳しい
 ・据え置き→軽減税率の導入はするかどうかでまた変わる
 ・減税や消費税廃止→ここになると願望が強すぎるが業績が好転する可能性があり、日経平均株価は上昇する可能性はある
 ・ただし軽減税率などの準備は各企業が予算・システム改修などを始めているため、遅くなればなるほど企業側の負担が消費増税によっては無駄になる恐れがある

※希望的妄想
 日本の場合は来年2019年4月30日に天皇陛下が退位されて、新天皇の即位と新元号が始まるという大きなイベントがあります。消費増税とそれが同じ年になっているのも偶然なのか、何かの因果かという陰謀論に近い妄想。そこに10日の連休を入れる時点で、国民への不安感を少しでも払しょくして明るい未来や反発する力のようなものを誇示したら、日本政府としても大きい効果を得られると考えるのもありではないかというシナリオもありかもなと。これは完全にネタですかね。

とりあえずそれなりに現実的なところをつなげていくと・・・

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【楽観しすぎない程度の楽観シナリオ】

 1.3月までは厳しい相場が続く(ヨコヨコもしくはボックスで19000円をうかがう、最悪16000円まで下げる)

 2.4月もしくは5月あたりから好転する動きがあり、株価が上昇(24000円超え)するので段階に合わせて割安と思える株、もしくはチャートから上がりそうな株を買い、上限に近くなったら売却する

【楽観しすぎないが厳しめのシナリオ】

 1.来年1年間は基本的に下げ基調(15500円まで下げ、20000円を超えない可能性も)なので、個別を狙うか?短期売買中心にする

【かなり厳しいシナリオ】

 1.〇〇ショック発生(16000円を軽く割る勢い、底は不明)
 2.どこかで戦争開始など大きなネガティブ要因発生
  こうなるとチャートが・・・とかテクニカル、ファンダメンタルがどうのというのはほぼ関係なくなるので、中長期保有予定の株をその期間をどうするかを考える。(要は倒産リスク・破産リスクを重視する、問題ないと思うなら保有し続ける等)

おおまかなシナリオを自分で作ってそれに沿って取引をする。
ただし想定通りになることは、ほとんどないと言ってもいい。
なので切替や撤退ラインやポイントをしっかり押さえておくこと。

このあたりを考えておけば、多くの情報に右往左往せずにそれなりに冷静にできるかなという考えにようやく至りました。それがないと目の前の下げなどで恐怖心が生まれて、自分を逆に追い込むような判断をしてしまう恐れがあるとここ最近感じています。

恐怖は人間を蝕む大きな要因です。特に命や生活がかかるようなお金に関する不安感は正常な思考ができなくなる可能性が高いです。ぜひそういったコントロールもできるようになりたいものです。そうならないようにはどうしていけばいいかを今後も考えていきたいと思います。 自分が人生を後悔しないためにも、自分で納得のいく取引をしていくためにも。


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